ドラッグコースでのバイクの実力

ロードライダー誌の第二特集にて、毎月恒例となった仙台ハイランドロケ。

様々なメーカーのバイクをセグメントわけして持ち込み、ロードコースとドラッグコースで乗り比べるというもの。

ロードコースはもとより、ドラッグコースでの走行は以前にも経験はあったのだが、これほど走りこむことは無かった。

先日持ち込んだスーパースポーツバイクで計測をしたら、最も良いタイムで11秒433というポイントを出せた。ノーマル車両でである。

 

例えばクルマの世界では、国産だと最も速くて12秒後半。世界に名だたるスーパーカーでも11秒台中盤がやっとだ。

もちろん0-1000mなどではクルマの方が速い場合もあるのだが、それにしてもバイクのポテンシャルには驚かされた。

 

11秒台をたたき出すクルマは数千万円、方やバイクでは200万円も出せばお釣りが戻ってくる。

 

日本のバイクメーカーの技術はかなり高いものだと再確認すると共に、ポテンシャル面ではすでに上限が見えてしまっており、レース業界の盛り上がりも少ないため、スーパースポーツモデルに関しては開発が遅れているようにも思える。

現在のバイクが最良で、今後は色々とブラッシュアップされていくような気もしなくは無い。

 

スーパースポーツモデルのポテンシャルはストリートで必要かといわれれば実際は危ないだけ、サーキットでどれほどの人間が扱いきれるかも疑問が残る。しかし、スーパーカーと比べても勝る実力は所有欲を満足させるに違いない。